こんにちは!iPhone・iPad修理のモバイル修理ファンタジー高田馬場店でございます。
今日のご紹介内容は、「基盤修理」です。
スマートフォンの基盤修理をご依頼する方は、なんとかデータをバックアップしたい方が非常に多いです。
何故なら、充電反応すら出ない起動不可な端末は、公式修理窓口で修理のご依頼をしても本体交換になってしまって過去の端末のデータが救えないままになってしまうからです。
今回の修理端末の症状は、操作中にいきなり電源が落ちその後起動出来なくなってしまった様です。
機種はiPhone11です。
iPhoneX以後のモデルは2層基盤構造になってます。古い機種より繊細になります。
基盤修理する前に検証します。
やはりお預かりの時点で基板上にショート反応が出ていました。
加熱器を使って2層基盤を上層か下層か特定するために分層します。
基板は220度まで加熱して、分層します。もう一度電流観察します。
上層基盤側にショート反応が出ました。
これから本番です。故障箇所を特定します。
上層に特定しても、基盤は両面がありますので、表と裏どちらに問題があるか問題箇所を探します。
大まかな特定作業時間は約1時間です。
破損箇所は3つを見つかりました。全部総電源回路上のショートでした。
取り除いて、再検証します。上層基盤のみで起動出来る様になりました。
問題なさそうですので、上層と下層を結合して、本検証します。(分層のままですと内部検証できません。)
データ取り出せますので、復旧成功ということになります。
合計作業時間は約4時間です。
※基盤修理は難易度の高い修理ですので、平均作業時間は1日~1週間です。
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